136. 半冬眠

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半冬眠


 黄緑色の運転ランプが、
 一等星ぶってまたたきました。

 どうも活動には不適そうです。

 数ヶ月の乱高下で疲弊した僕は、
 過眠明けの両腕をくうかざして、
 X芒星ぼうせいを締める欠伸あくびを一つ。

 もう少しで消滅できそうです。

 Y芒星の黄赤色きあかいろは心地よく、
 起床前のスタンドに安臥あんがして、
 四年弱の酷使から楽になる予感。

 どうも半冬眠が最適そうです。

 二等星として瞬き返した、
 黄緑色のほうに限界のまぶた===================

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