=================== 十一月中旬、隣り、創傷 テーブル犇く受験会場。 答案を提出したいのに、 誰も譲ってくれないみたい。 試写会に行った応援団長。 大声じゃ言えない作品概要。 横の旧友は気を悪くした。 帰路の左手は海の水光。 姿勢正しく自転車を漕ぐ、 観てない医療劇の主人公。 鬼哭啾啾を顧みず漕ぐ。 巨匠だ何だと書かれた板。 老いた電車の最期の名前よ。 引率してくれた青年団長。 爽やかな彼の目を誘いたい、 細い娘の賦は醜腿の蜜。 ガーゼで涙を拭くなよ。 ===================
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