168. 六月中旬、掛け、昇降

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六月中旬、掛け、昇降


 お笑い学校の入校式です。

 前方で女性が講演しています。

 後方でエレベーターにもたれていた。

 正確には用途不明、外付けのバー。

 凭れていたというより座っていた。

 静観しながらも上に参ります。

 落魄おちぶれないよう必死です。


 怖い怖いからつかの間の降下。

 誰も気づいていないみたいだ。

 放心していたら上に参ります。

 さっきより急上昇、天井が迫る。

 講演者が驚いてネタにします。

 誰も彼も笑って馬鹿みたいだ。

 これぞ我輩わがはいの笑いの取り方。


 帰りのコンビニは狭すぎました。

 イートインスペースは我が物に。

 限られた2席の上手かみてにリュック。

 いけないことです、百も承知です。

 渇いていない喉に炭酸ジュース。

 ピンボケのレモン水も我が物に。

 過剰にアイシーで淡すぎました。


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