118. 住処へ晴れるや

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住処すみかへ晴れるや
(『住処の秋冬春夏しゅうとうしゅんか』4/4  )


 拝みようのないシュールを待つ、
 とがっては折れる葉月に見逃す、
 夜明けを知らないスタッフパス。

 分相応の合併症で一杯の住処に、
 雲散を許さない浅ましい追懐。

 その蕩尽とうじんを促すとはこれ如何いかに。

 その蕩尽を促すとはこれ如何に。


 疑いを誤魔化したツリーハウス。
 裏切りまみれの葉月に手を貸す、
 だる最上階に茫々ぼうぼうたるランプ。

 本来なら諦めの文言を唱えるが、
 今生こんじょうさらばを引き延ばす風歌かぜうた。

 忘却間近のまま住処へ晴れるや。

 忘却間近のまま住処へ晴れるや。


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