172. ひと夏バイバイ

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ひと夏バイバイ


 湿疹しっしんさえ忘れる市民プール。
 ビー玉をとどめる優しさ製法。
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 直接は反則、ウォータージャグ。
 一矢しか報いずに敗退した中央。
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 早まって夏期講習無料体験。
 未来の戦友が夢想した官僚。
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 干涸ひからびたリフレッシュに平沼橋。
 自暴自棄だった「火にはを」。
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 寄り道しただけ、渉成園。
 近づいて惑わす隻眼せきがんの男。
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 言うほど鳴かない一匹蜩。 ひぐらし 
 ひさしは処方箋、ぜろになるたこ。
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 めとった不退転、継続案件。
 痛い奴が陣取った係留所。


 たのしかったよ。
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 悔しかったね。
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 頑張れなかった。
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 暑かったっけ。
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 ヒヤッとしたぜ。
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 かんがえちゃうな。
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 どうでもいいか。

 (人身御供ひとみごくうです)


 七月十二日、有詩以前ゆうしいぜんを投棄。


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