=================== 日曜日和の詩さ どこか遠くの海の上から、 落ちる朝日と流星を、 迎えに行くには東は熱い。 たとえば見えない所が全部、 湿った炎に蹂躙されても、 旧雨今雨に幸多かれと、 願う日曜日和の詩さ。 飛び込む勇気は皆無でも、 能事の波に呑み込まれそうな、 遊び心に救命浮環を、 投げる日曜日和の詩さ。 虚栄郁しい横顔を嗤い、 利己的な嘘で突かずして、 幸福で嫌な奴を傷つけたい。 幼い日曜日和の詩さ。 たとえば尊大な支配者が、 徳用の手駒を欲しがろうとも、 構わず75点に成ろう。 賢しい日曜日和の詩さ。 どこか遠くの大地へと、 昇る夕日と流星の、 到達地点に春の空売り。 勇み足ながら勝負した。 苛々したままロックした。 痛いヒーロー気取りの詩さ。 日曜日和の詩さ。 ===================
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