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五月下旬、悩み、逃走
数名で紙切れと向き合っている。
どうしても解けない謎々があった。
AとBをひっくり返して、
道になるものは何だろう。
正解は「やり」に関係していて、
かと言って「槍」ではないらしい。
ヒントを出されても答えは不明で、
モブキャラの応援は讒謗罵詈に。
冷静に問題を読み返して、
時間無制限のアウトロー。
どうしてか「鑓」が引っかかった。
周囲は他の謎に向き合っている。
滞在する理由がなくなった。
問題の紙切れを雑に畳んだ。
進行方向が決まった階段。
矢印に逆らって駆け降りる。
親しくしていた友がいた。
気づかれる前に駆け降りる。
古びた引き戸で区切られた、
独房のようなワンルーム。
鍵を掛けようと手を伸ばす。
その向こうに忽然と現れた、
ゴーストのような老紳士。
慌てて部屋を飛び出したが、
思い出せなくなった走り方。
とても足が重い。
うまく進まない。
彼が木材を投げつけた。
コントロールが頗る悪い。
私は木材を投げ返した。
鬼の形相に強か当たった。
蹲う紳士は気味が悪い。
突然プレゼンが始まった。
死ぬか従うかの選択画面。
服従が一番だと霹靂閃電。
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